サウンドロップを手軽に改造

大抵8種類の音で1シリーズなんですが、中の基盤は3種類程度でジャンパによって出る音を変えているそうです。つまり、いじれば別の音にできるそうな。早速やってみました。とりあえずマリオを開けてみる。

見づらいですが、拡大した基盤の左右の上にジャンパがあります。S1〜S4がそれです。
ジャンパ設定を変えればいいそうですが、ハンダを使うのは面倒です。200円のためにそこまでするのも億劫なので、そのへんにあるものでやってみます。


先ずはハンダづけされている箇所を外します。ドライバーとかカッターでハンダをちょこっとずつ削ります。基盤のパターンをカットしたり削ったりしないよう注意。(実際、左上はハンダごと取れてしまって一瞬ビビった)
ハンダの真ん中を分断して音が出なくなればいいので全部削る必要はありません。押しても音が出なくなったらとりあえずOK。
で、一旦電池を外します(最初から外しておけよ)。で、再装着。
そしたら、削った場所ではないジャンパをマイナスドライバーの先などでショートさせて(繋いで)鳴らしてみます。うまく行けば違う音が鳴ります。
ジャンパによっては無音の箇所もあるので、削っていない3箇所を試してみましょう。このマリオの場合、左上のS2を削って試したところ、S3=スタート、S4=1UPが確認できました。(S1は無音なのか削りすぎたのか…)
1UPとどちらにするか悩んでスタートにすることにしました。S3を繋ぎます。
ハンダが無いのでアルミホイルで代用します。小さく切ってちょっと畳んでセロテープに貼ります。それをアルミが丁度ハンダ代わりになるように基盤に貼り付けます。右の写真参照。この時点で音がちゃんと鳴るのを確かめておくこと。
後は元通りにネジを締めるだけ。外観はJUMPですがスタート音の鳴るサウンドロップの出来上がり。


この調子でシャアと鉄道もいじってみました。シャアはうまく行かずそのままにしました。鉄道はD基盤で、元の「出発進行(単なるおっさんの声だけ)と「機関車の蒸気音→汽笛」しかありませんでした…が、機関車は「押している間中が蒸気音で離すと汽笛が鳴る」という他と違う仕掛けになってます。ちょっと面白い。


200円でこれだけ遊べればいいよね。これで欲しくない音が出ても変更する楽しみができました。
ハンダや工作が上手な人は切り替えスイッチを内蔵してるようです。調べてたらすごい解析してる人がいた…脱帽。